過去のイベント Events
2011年
1月21日(金)、2月4日(金)、
3月11日(金)
→変更:4月8日(金)19:00-20:30
朝日カルチャーセンター新宿校 新宿住友ビル7階
地図:http://www.asahiculture-shinjuku.com/accessmap/
講座「ジャック・デリダ入門――『哲学の余白』を読む」(全3回)
1968年の講演「人間の終焉=目的」を読み進めます。
1月22日(土)13:00-17:30(終了予定)
東北大学 川内北キャンパス マルチメディア教育研究棟6F
「不可視の隣人たち 第2回 ヤミナ・ベンギギ『移民の記憶』上映・討論会」
コメンテーター:西山雄二(首都大学東京)
主催:東北大学大学院国際文化研究科 共同研究プロジェクト「世界の(エスニック)マイノリティー比較研究」
2月18日(金)(18:00開場)18:30- 三省堂書店神保町本店 8階特設会場
DVD書籍『哲学への権利』刊行記念イベント「旅と思考」
池澤夏樹(作家)×西山雄二(監督)
※参加ご希望のお客様先着100名様に4階レジカウンターにてご予約を承っております。尚、当日参加費として500円(税込)いただきます。トークセッション後、サイン会も予定しております。
※サイン会は対象書籍(『哲学への権利』勁草書房刊 3,360円(税込)、『セーヌの川辺』集英社刊 1,890円(税込))のみへのサインとなります。
問い合わせ:三省堂書店神保町本店4階 03-3233-3312(代)10:00-20:00
2月19日(土)11:50-13:20 「サタデープログラム(土曜市民公開講座)18th」
東海高校・中学校 名古屋市東区筒井1-2-35 http://www.tokai-jh.ed.jp/
サタデープログラムは東海高校で年数回開催される学生による一日限りの公開講座。さまざまなジャンルの著名人による講演から、子供向けや趣味・美容に関するものまで、数十の講座が無料で公開されます。
講座「生きること 考えること――フランスの事例からみた大学と哲学」
フランスでは高校3年生に哲学科目は必修で、大学入試にも哲学の論述試験がある。生きることと考えることはどう関係しているのか。生きることにとって、考えることはどんなふうに大切なのか。フランスの高校での哲学教育の事例から、「私たちにとっての哲学」を考える。
主催:東海高校・中学 サタデープログラム生徒実行委員会 http://www.satprogram.net/index.html
2月23日(水)19:00-21:00 アートエリアB1 京阪電車中之島線「なにわ橋」地下駅構内
DVD書籍『哲学への権利』×『ドキュメント 臨床哲学』刊行記念イベント
ラボカフェ/中之島哲学コレージュ特別企画「哲学と大学の未来」
鷲田清一(大阪大学総長)×西山雄二(監督) 司会:本間直樹(大阪大学)
入場無料、事前予約不要、先着順
主催:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)、カフェ・フィロ、勁草書房
2月25日(金)映画「哲学への権利」上映・討論会 上映=15:00- 討論=16:40-
立命館大学 衣笠キャンパス 充光館301号教室(地下1階・シアター仕様)
http://www.ritsumei.jp/campusmap/map_kinugasa_j.html
討論者:椎名亮輔(同志社女子大学)、竹内綱史(龍谷大学)、加國尚志(立命館大学)
入場無料、事前予約不要
主催:立命館大学文学部 共催:立命館大学間文化現象学研究センター(担当=亀井大輔)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/phi/index_news.html
2月26日(土)(13:30開場) 映画「哲学への権利」上映・討論会 上映=14:00-15:30 討論=15:40-17:00
千駄ヶ谷・Bibliothèque(ビブリオテック) http://www.superedition.co.jp
DVD書籍『哲学への権利』刊行記念イベント 「彷徨うこと、考えること」
管啓次郎(明治大学)×西山雄二(監督)
参加費:1,200円(当日精算) 予約制(先着60名):電話または店頭にて受付 Tel.03-3408-9482
未知なるものとの出会いによって、私たちは思考し始める。だとすれば、考えることは、どこかに腰を据えた営みではなく、そもそも、どこかに向けて彷徨うことだと言える。不安、興奮、喜悦、落胆、悲観、期待……さまざまな情動が去来するなかで、彷徨いとしての思考はいかなる方位へと進み出すのか。映画『哲学への権利』上映の後、多言語や移住といった視点から旅と文学を描き出す刺激的なご著書がいくつもある管啓次郎さんとの対話。
『哲学への権利』刊行記念フェア「哲学の場を守り、思考と抵抗の力を手放さないために」
監督・西山雄二と、これまでの討論者・池澤夏樹、樫村愛子、萱野稔人、熊野純彦、合田正人、小林康夫、白石嘉治、管啓次郎、福間健二、本間直樹、松葉祥一、本橋哲也、森田伸子による全120冊のコメント付展示。コメント集のリーフレットを無料配布。店頭にて関連映像(12分)を放映予定。
・三省堂書店 神保町本店 4階エスカレーター傍 2月14日~ ・ブックファースト 新宿店 2月14日~3月10日
・ジュンク堂書店 西宮店 2月17日~3月15日 ・ジュンク堂書店 新宿店 2月19日~3月31日
・八重洲ブックセンター本店4階 2月17日~3月16日 ・ACADEMIA港北店 2月14日~3月9日
・ジュンク堂書店 京都BAL店 2月下旬~ ・ジュンク堂書店 池袋店 3月上旬~3月25日
・ジュンク堂書店 大阪本店 3月上旬~3月下旬 ・東京大学生協駒場書籍部 3月7日~4月末
・ジュンク堂書店 難波店 3月上旬~4月末 ・ジュンク堂書店 福岡店 3月8日~4月末
・ブックファースト渋谷文化村通り店 3月上旬~4月中旬 ・名古屋大学生協南部書籍 3月中旬~4月中旬
・リブロ池袋本店 3月中旬~
→その他、東京都内、大阪、京都、九州などの書店にてブックフェアを開催予定です。
3月4日(金)17:00-20:00 映画「哲学への権利」上映・討論会
琉球大学 法文学部新棟114
「国際哲学コレージュ」は、哲学者ジャック・デリダが組織した知の探求の場である。半公半民のこの学校では、給与や授業料は存在せず、人びとは無償という形でただ考えることのみを許されている。西山雄二氏は映画『哲学への権利』にその様子を収め、世界中で上映会を行っている。西山氏は現在フランス文学を首都大学東京で教えており、彼の編著『哲学と大学』は、大学に身を置きながら、大学について批判的に思考することを実践する本である。
一方、新自由主義経済の中で大学は企業や社会の圧力に押しやられて本来の大学としての機能を失いつつある。例えば、「シュウカツしなくちゃ!」と躍起になる学生にとって、大学は「高校」と「実社会」の間の単なる「つなぎ目」としてしか機能していない。だがそういう「廃墟」の大学にもまだ大学生が回収できる知は転がっている。それは学生が何かを持ち込める「空(から)の大学」であり、同時に重力に抗する可能性を秘めた「空(そら)の大学」かもしれない。わたしたちは『哲学への権利』を鑑賞し、大学について考えてみたいと思う。今回、西山雄二氏を迎えて、大学とは何かという問いと、大学という場が秘める可能性を巡って、「空(そら)の大学」と題した上映会・シンポジウムを開催します。
主催:「空(そら)の大学」実行委員会(代表=井上間従文、持木良太)
3月24日(木)、28日(月)18:30-20:30
国際哲学コレージュ・セミナー “L'Université comme architecture (ir)rationelle de la philosophie”
場所:Centre Parisien d'Études Critiques, 37 bis rue du Sentier, 75002 Paris
28日はゲスト・藤田尚志(九州産業大学)による発表“Université conditionnée”
映画『哲学への権利』ドイツ巡回上映
日本からの参加者:西山雄二、斎藤渉(大阪大学)、大河内泰樹(一橋大学)
5月2日(月) ベルリン・フンボルト大学 Kinosaal im Hauptgebäude
18:30-20:00 映画上映 20:00-21:30 討論
討論者:Markus Messling (Universität Potsdam),斉藤渉、西山雄二
協力:今崎高秀(ベルリン・フンボルト大学)
5月3日(火) ライプチッヒ大学 Bibliotheca Albertina, Vortragssaal (1. Etage)
18:00-19:30 映画上映 19:30- 討論
討論者:Ulrich Johannes Schneider(ライプチッヒ大学), Toshiaki Kobayashi(同), 斎藤渉、西山雄二
協力:Fabian Schaefer(同)
5月5日(木) ボッフム大学 GAFO 02/365
14:00- 討論「哲学の制度 Die Institution der Philosophie」
17:00-19:00 映画上映、討論会
5月6日(金) ヴッパータール大学 T.09.01
10:00- 討論「哲学の制度 Die Institution der Philosophie」
18:00-20:00 映画上映、討論会
以上2回は、主催:Amical des Programms Erasmus-Mundus-EuroPhilosophie 協力:長坂真澄(京都大学)
5月13日(金)、6月10日(金)、7月8日(金)19:00-20:30
朝日カルチャーセンター新宿校 新宿住友ビル7階
講座「デリダ『哲学の余白』を読む――時間論Ⅰ」
重要な時間論「ウーシアとグランメー」の前半をとり上げます。後半の読解は7-9月期に実施されます。
主催:朝日カルチャーセンター新宿校 Tel: 03-3344-1941
5月14日(土)13:30-17:00 青山学院大学 渋谷キャンパス 総合研究所 11F19号室
公開シンポジウム「フンボルト理念の終焉?――現代日本の大学教員の課題」
13:30-15:00 主題講演:潮木守一(元・桜美林大学教授)
15:15- 主題講演に対する応答
リスポンデント:西山雄二(首都大学東京)、今井重孝(青山学院大学)、深井智朗(聖学院大学)
15:45- 討議および質疑応答
主催:青山学院大学総合研究所 研究プロジェクト「キリスト教大学における学問体系論」
在日ドイツ大使館「日独交流150周年2010/2011」認定事業
5月20日(金)上映=17:00-18:30 討論=18:40-19:50 映画「哲学への権利」上映・討論会
上智大学 四ッ谷キャンパス12-102教室
討論者:赤羽研三(文学部フランス文学科)、寺田俊郎(上智大学文学部哲学科)、エルヴェ・クーショ(外国語学部フランス語学科)
司会:水林章(外国語学部フランス語学科) 通訳:伊達聖伸
共同企画:上智大学外国語学部フランス語学科、文学部フランス文学科、文学部哲学科
6月18日(土)10:00-18:00 九州産業大学 15号館1F 15103教室
「制度と運動――哲学への権利をめぐる問い」
Institution et mouvement Questions du droit à la philosophie
第1部:映画『哲学への権利』上映会(10:00-11:30)
監督を囲んで参加者による討議(11:30-12:30)
第2部:国際シンポジウム「制度と運動――哲学への権利をめぐる問い」(14:00-18:00)
アルノー・フランソワ(トゥールーズ大学、エラスムス・ムンドゥス)、藤田尚志(九州産業大学)
後藤正英(佐賀大学)、西山雄二(首都大学東京、CIPh)
入場無料 使用言語:フランス語、ドイツ語(講演などは日本語訳配布、質疑応答には翻訳がつきます)
6月26日(日)13.00-18.00 日本学術会議 講堂(東京メトロ千代田線「乃木坂」駅)
公開シンポジウム「若手研究者の考える,震災後の未来―学術に何ができるのか」
3月11日の東日本大震災を経て、若手研究者は各々の立場から現場でいかに活動し、いかに思考したのか。学術に関係する者は何を反省し、何を力に前に進むべきか。これからの日本の復興や新生に向けて、学術にはいかなる貢献ができるのか。各分野の第一線で活躍する若手研究者が、震災後の日本の展望を視野に入れながら、学術の未来を積極的に討議する。
USTREAM中継:http://www.ustream.tv/channel/jnya-earthquake
13:00 開会挨拶 駒井章治(奈良先端科学技術大学院大学)
セッション①「震災時,私たちはどう行動したか」
13:10-13:40「東北大での被災・原子核物理の研究者の貢献」関口仁子(東北大学)
13:40-14:10「東日本大震災現地調査報告と防災工学」高橋良和(京都大学)
14:10-14:40「災害医学(仮)」柳田素子(京都大学)
セッション②「学術知をどのように社会と共有するか」
14:40-15:10「震災後の科学知の情報発信」横山広美(東京大学)
15:10-15:40「「避難」と「混乱」―東日本大震災における「津波被災」と「心理的被災」に関する社会心理学的分析」関谷直也(東洋大学)
セッション③「未来への希望となる学術」
15:50-16:20「震災から3ヶ月半:東北大学のこれまでと今後」住井英二郎(東北大学)
16:20-16:50「カタストロフィの哲学」西山雄二(首都大学東京)
16:50-17:50 パネルディスカッション
18:00 閉会挨拶
司会:中村征樹(大阪大学) 主催:日本学術会議若手アカデミー委員会 若手アカデミー活動検討分科会
参加費無料 事前申込不要(先着300名)
7月2日(土)14.00-17.00 映画「哲学への権利」上映・討論会
千葉県立東葛飾高校地学室(千葉県柏市旭町。柏駅から徒歩5分)
参加費:500円(資料代) 主催:葛飾自由大学、柏まちなかカレッジ http://www.kcollege.org/
2011年7月13日(水)16:30-18:30
首都大学東京(南大沢) 2号館2階205教室→5号館1階142教室
公開セミナー「レヴィナス『倫理と無限』を読む」
基調講演:馬場智一(東京外国語大学非常勤講師)
司会・応答: 西山雄二(首都大学東京准教授)
参考文献:エマニュエル・レヴィナス『倫理と無限』(ちくま学芸文庫)
主催:首都大学東京都市教養学部フランス語圏文化論 入場無料 事前予約不要
2011年7月16日(土) 13:30~18:00
早稲田大学 早稲田キャンパス8号館B02教室(地下1階)
アレゼール日本シンポジウム「沈黙の喪のなかにいる全国の大学人へ、福島そして東京からのメッセージ」
発言: 石田葉月(福島大)、入江公康(立教大)、岩崎稔(東京外語大)、鵜飼哲(一橋大)、島薗進(東京大)、白石嘉治(上智大)、高橋哲哉(東京大)、西山雄二(首都大学東京)、浜邦彦(早稲田大) 司会:岡山茂(早稲田大)
6月初旬、福島大学の教員12名が県知事に宛てて、放射能被曝の現状解明と対策を求める「要望書」を提出した。福島の大気と大地と海がとりかえしのつかない形で汚染されるなか、その事実から目をそむけることなく行動することを彼らは訴えている。「フクシマ」はわれわれにとって対岸の火事ではない。日本の大学人は惨事後の呆然とした沈黙に留まるよりは、「喪」を意識化する作業を通じて、自らの身体と言葉で応答する準備を始めるべきではないだろうか。今回は、福島からの声を聞き、東京からのメッセージを「大学」という場所で共鳴させることで、現在のカタストロフィを思考するための希望の糸口を模索したい。
参加料無料、事前申込不要 主催:アレゼール日本
2011.08.05(金)、09.09(金)
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講座「デリダ『哲学の余白』を読む――時間論II」 19:00-20:30
朝日カルチャーセンター新宿校 新宿住友ビル7階
重要な時間論「ウーシアとグランメー」の後半をとり上げます。前半の読解は5-7月期に実施されます。
受講料:会員 5,880円/一般 7,140円/学生会員2,000円
主催:朝日カルチャーセンター新宿校 Tel: 03-3344-1941
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2011.08.08(月)-12(金)2,3,4時限
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名古屋市立大学 集中講義「サルトル『文学とは何か?』を読む」
(時間は変更の恐れあり。11日は『哲学への権利』上映・討論会に振替)
1号館201教室 日本語訳(改訳新装版1998年)などは事前あるいは講義中に配布
ジャン=ポール・サルトルが著わした20世紀の代表的文学論『文学とは何か』(1948年)を通読しつつ、今日の「文学=書くという公的表現行為一般」の可能性を探る。「文学」の概括的な理解にとどまらず、作家論、読者論、表象文化論、文体論、ジャンル論、記号論、意味論といった文学をめぐる各論、そしてサルトルの実存主義哲学とその思想的背景にも踏み込んで知識を深める。考察の指針となるのは、まさにサルトルが『文学とは何か』の各章の表題として掲げた明快な問いである―「書くとはどういうことか?」、「なぜ書くのか?」、「誰のために書くのか?」
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2011.08.11(木)
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映画「哲学への権利」上映・討論会 上映=15:00-16:30 討論=16:40-18:00
名古屋市立大学 1号館(人文社会学部棟)201号教室
コメンテーター:土屋勝彦(名古屋市大)、寺田元一(同)、別所良美(同)
参加料無料、事前申込不要
主催:人文社会学部・人間文化研究科国際文化学科(土屋勝彦)
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2011.08.20(土)
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映画「哲学への権利」上映・討論会 18.00開場 18.30-21.00(予定)
やぼろじ(国立市谷保。JR南武線「谷保駅」から徒歩5分)
料金:1500円(ワンドリンク付)
再生された憩いの古民家「やぼろじ」――畑と茶の間のある暮らしが体感できるこの実にのどかな場所で夏の夜の上映会です。
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2011.08.27(土)
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映画「哲学への権利」上映・討論会 14:00-17:00
お茶の水大学附属高校(茗荷谷)社会教室(3F)
都内の高校で「倫理」「現代社会」を担当されている教員団体による貴重な映画上映と討論。日本の高校において、高校倫理教育での実践をもとに、いかに「哲学への権利」を開けばよいのか。
参加費:学生は無料。一般の方は年会費2000円が必要。
主催:東京都高等学校公民科「倫理」「現代社会」研究会(都倫研)
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2011.09.28(水)
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対談「デリダと脱構築」 19:00-20:30
朝日カルチャーセンター新宿校 新宿住友ビル7階
出演:鵜飼哲(一橋大)×西山雄二(首都大)
1960年代、ジャック・デリダは、西洋の歴史のなかで構築されてきた現前の形而上学、ロゴス中心主義、自民族中心主義を根底的に読みかえる「脱構築」を提唱しました。「脱構築」の論理や戦略は、哲学のみならず、文学、精神分析、政治思想、建築、ジェンダー論などの分野にまで広まりました。そのデリダが2004年に他界してから早くも7年が経ちます。カリフォルニア大学アーヴァイン校での資料保存・公開、国際会議Derrida Todayの隔年開催、セミネール原稿や詳細な伝記の出版など、デリダ思想をめぐる国際的な研究活動は活発化しています。デリダが提唱し、その思想の根幹となった「脱構築」とは何か。デリダの主要な著作を参照し、歴史的な背景、最新の研究動向を踏まえて、脱構築とその可能性を論議します。
受講料:会員 3,360円/一般 3,990円/学生会員1,500円
主催:朝日カルチャーセンター新宿校 Tel: 03-3344-1941
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2011.10.6(木)
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FDセミナー「大学らしい知にこだわったアクティブ・ラーニング―ちょっとした工夫で可能な学生の能動的な学び」
13:30-17:00 首都大学東京(南大沢)6号館101室
溝上慎一(京都大学)、西山雄二(首都大学東京)、福田公子(同)、渡辺賢(同)
主催:
首都大学東京FD委員会
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2011.10.14(金), 11.11(金), 12.9(金)
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講座「デリダ『哲学の余白』を読む――言語行為論」 19:00-20:30
朝日カルチャーセンター新宿校 新宿住友ビル7階
重要な言語コミュニケーション論「署名 出来事 コンテクスト」をとり上げ、オースティンの言語行為論をデリダがいかに脱構築したのかを解説します。
受講料:会員 8,820円/一般 10,710円/学生会員3,000円
主催:朝日カルチャーセンター新宿校 Tel: 03-3344-1941
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2011.10.23(日)
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ワークショップ「CSR概念とUSR概念――大学の社会的責任をめぐって」
10月22日(土)南山大学R棟53
13:30-13:40 加藤泰史(南山大学)「開会挨拶と主旨説明」
13:40-15:00 カロリーナ・グリュンシュロス(北京師範大学)「Das Konzept USR in Deutschland」(仮)
コメンテーター:岩佐宣明(愛知学院大学)
15:20-18:00 清水真木(明治大学)「大学に教養はあるか」
コメンテーター:長澤麻子(立命館大学)
10月23日(日)南山大学J棟特別合同研究室
10:30-11:30 高畑祐人(名古屋大学)「USRとは何か――CSRの拡張としてのUSR?――」
コメンテーター:カロリナ・グリュンシュロス(北京師範大学)
13:00-15:00 生方 亨(麗澤大学)、村上豊(麗澤大学)「ISO26000の麗澤大学における活用について」
コメンテーター:小林道太郎(大阪医科大学)
15:20-18:00 西山雄二(首都大学東京)「『哲学への権利』を読む―カタストロフィを前にした大学」
コメンテーター:ギブソン松井佳子(神田外語大学)、松本大理(ケルン大学)
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2011.10.28(金)-10.30(日)
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国際会議「フクシマ以降の人文学―危機的/批評的結節点をもたらすポスト核の時代におけるカルチュラル・スタディーズと哲学との対話 (”Humanities after Fukushima: Dialogues between Cultural Studies and Philosophy in the Post-Nuclear Age of Critical Junctures”)」
主催・場所:ロンドン大学・バークベック・カレッジ 立案:LAPCSF(ロンドン・アジア=パシフィック・カルチュラル・スタディーズ・フォーラム) 企画:本橋哲也(東京経済大学) 助成:国際交流基金
〈フクシマ以降〉の現在ほど人文学と大学の責務と将来が問われている時代はありません。仮に「天災」が「想定外の事態」であるとすれば、それにともなう原子力発電所の事故という「人災」は、「想定内の事態」に対処するはずの科学技術の破綻を明示するものではないでしょうか。そのような人工的な技術の暴走に歯止めをかけるものがあるとすれば、それは人間が作り出してきたテキストや作品や想像力の産物を、自らの想像力と言葉で再創造しようとする、人文学の試みが真っ先に問われるべきであると考えます。
西山雄二氏(首都大学東京)の記録映画と著書『哲学への権利』(勁草書房、2011年)が、ジャック・デリダによって創設された「国際哲学コレージュ」の理念と活動を追いながら提示するのも、まさにこの人文学と大学教育の可能性です。この映画上映をひとつの骨子としながら、日本、イギリス、アメリカ合州国、台湾、中国、オーストラリアの文学者、研究者、大学関係者のあいだの学問的交流によって、それ自体が「危機」にあると言われる人文学研究と教育との現状と将来を、世界の大学事情を鑑みながら考察を深めることを目的とします。そのさいのひとつの参照項として、しばしば対立的な関係にあるともいわれる、伝統的な哲学と先端的なカルチュラル・スタディーズとの関係性がひとつの焦点となるでしょう。また人文学の制度的な枠組み、それはしばしば植民地主義的で資本主義的な搾取の歴史と構造と切りはなせないわけですが、そうした学問的営為とはときに無縁な場所で成立する「呟き」や「真似び」や「身振り」から立ちあがってくる言葉や身体、詩や舞踊や歌、文学や芸術が、生命の存続そのものの<危機>状況にあって、どんな命をつむぐ(不)可能性があるのか、そのこともひとつの地政的視点にこだわることなく、共に考えてみたいと思います。(本橋哲也)
10月28日 17:00-20:00 Panel1: “Cultural Studies and Philosophy Education in Asia”
(Venue: MAL 421, Birkbeck College, Malet Street)
基調報告:岩渕功一(早稲田大学)、Fabian Shaefer (Leipzig University)
コメント:Scott Lash(Goldsmiths College, Univ. of London), Angus Lockyer (School of Oriental and African Studies, Univ. of London)
10月29日 11:00-14:00
映画「哲学への権利」上映・討論会
(Venue: Cinema, Birkbeck College, 43 Gordon Square)
基調報告:西山雄二(首都大学東京) コメント:宮崎裕助(新潟大学)
15:00-18:00 Panel 2:“Roles and Responsibilities of Intellectuals in the Age of Neoliberal Politics”
(Venue: MAL B35, Birkbeck College, Malet Street)
基調報告:高祖岩三郎 (New York), 廣瀬純(龍谷大学)
コメント:Angela McRobbie(Goldsmiths College, Univ. of London), Jeremy Gilbert (University of East London)
10月30日 10:00-13:00 Panel 3: “Humanities After Crisis”
(Venue: GOR B04, Birkbeck College, 43 Gordon Square)
基調報告:今福龍太(東京外国語大学)、Chih-Ming Wang (Academia Sinica, Taiwan)
コメント:Catherine Hall(University College London), Michael Gardiner(University of Warwick)
14:00-17:00 Panel 4: “Humanities After Crisis”
“The Present Conditions and Future Prospects of Humanities Education in Universities”
基調報告:酒井直樹(コーネル大学)、Gauri Viswanathan(Columbia University)
コメント: Costas Douzinas (Birkbeck College), John Hutnyk (Goldsmiths College)
17:30-19:00 Summary Panel
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2011.10.31(月)
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映画「哲学への権利」上映・討論会 17:00-21:00
ロンドン大学・ゴールドスミス・カレッジ Small Hall
(Goldsmiths, University of London, New Cross, London, SE14 6NW, UK)
討論者:アレクサンダー=ガルシア・デュットマン、宮崎裕助(新潟大学)、西山雄二
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2011.11.18(金)
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ユネスコ・世界哲学デー 国際会議「学校での機会の平等――いかなる平等?いかなる機会?」
A l'occasion de la Journée Mondiale de la Philosophie
2ème édition du colloque international: "Enseignement de la philosophie - Philosophie de l'enseignement"
« L'égalité des chances à l'école : quelle égalité ? quelles chances ?
Le partage des connaissances en question »
Vendredi 18 novembre 2011 à l'UNESCO - salle II (125 avenue de Suffren, PARIS)
Coorganisé par le Collège International de Philosophie (CIPH/CIRTEP) et le Comité d'organisation des 11èmes Rencontres sur les Nouvelles Pratiques Philosophiques.
Présentation
« L'égalité des chances » : cette formule sonne comme un slogan ; elle est pourtant bien sybilline.
Première difficulté : de quelle égalité s'agit-il ? S'agit-il d'une égalité de tous devant la formation, l'accès au savoir, l'acquisition de compétences – l'école, obligatoire et gratuite, étant l'institution censée pallier, ou du moins adoucir les inégalités sociales (et en premier lieu familiales) ? « L'égalité des chances » a pris aujourd'hui un sens fortement « individualiste » : celui non pas d'un travail institutionnel, opéré par l'école, de rectification des inégalités collectives, mais plutôt celui d'un espace où peut s’exprimer, de façon moins collaborative que compétitive, la valeur de chacun. Alors l'école : institution structurant le groupe pour donner à tous les mêmes chances de réussite sociale, ou espace de concurrence libre et non faussée où s’affirme la valeur des plus méritants ?
Seconde difficulté : elle tient justement à cette idée de mérite. En effet, lorsque l'on passe de l'idée d' « égalité » à celle d' « égalité des chances », on introduit une variable, celle du mérite individuel : à l'école d'instaurer l'égalité des chances ; aux élèves de savoir les saisir, ces chances, selon leur propre mérite. Comme si, au fond, l'égalité des chances anticipait sur la justification de l'inégalité des places, ou des positions sociales. Viser l'égalité des places, c'est tendre à modifier les structures sociales, en réduisant les inégalités de conditions de vie – les inégalités de revenus, notamment ; viser l'égalité des chances, c'est censément donner aux enfants des classes défavorisées les mêmes chances qu'aux autres. Mais de quelles chances parle-t-on ? Que recouvre ce concept flou ? Peut-on véritablement concevoir l'école comme l'institution qui donne les mêmes chances à tous, chances de se cultiver, chances de réussir socialement ?
Sous l'expression d'« égalité des chances à l'école », deux problèmes se posent donc : d'abord, « l'égalité des chances » est-elle une manière de tolérer des inégalités justes, et de valider l'idée que l'école ne peut produire, finalement, que des inégalités ? Ensuite, « l'égalité des chances » n'est-elle pas une manière de réintroduire la notion morale – douce aux oreilles des républicains comme des libéraux – de « mérite », dont il se pourrait bien qu'elle soit, de façon très inégalitaire, socialement déterminée ?
Ces questions théoriques n'auront de sens qu'adossées à une interrogation sur la pratique de l'enseignement à privilégier : faut-il expérimenter des mécanismes compensatoires, voire des politiques discriminatoires, pour viser une telle égalité ? Comment intervenir à toutes les étapes du cursus scolaire, et ce dès le plus jeune âge ? Que faire notamment avec ceux qui décrochent du système scolaire ? Et quel rôle la philosophie, si elle en a un, peut-elle jouer dans la recherche de cette égalité à l'école, par l'école ? Car la philosophie, et son élitisme éventuel, fait-elle si bon ménage que cela avec l'égalité ?
De nouvelles pratiques à visée philosophique se sont développées dans la cité (café philo, atelier de philosophie dans les Universités populaires etc.), et à l'école (école primaire et collège notamment), en particulier avec des élèves en difficulté scolaire : peut-on dire qu'elles sont dans le système scolaire un facteur de démocratisation et d'égalisation du rapport à l'école et aux disciplines scolaires, par l'accès dès le plus jeune âge à la réflexion, et par leur contribution à une « citoyenneté réflexive » dans un « espace public scolaire » ?
9h-9h15: Ouverture du colloque
9h15 - 10h00: Jean-Charles PETTIER, professeur de philosophie à l'IUFM de Créteil :
Les pratiques à visée philosophique au coeur du projet scolaire d'égalité dans une démocratie républicaine.
10h00- 10h45: Yuji NISHIYAMA, Associate Professor, Tokyo Metropolitan University:
La gratuité de la philosophie à l'époque du capitalisme mondialisé.
11h00 - 11h45: Edwige CHIROUTER, Maîtresse de Conférences à l'Université de Nantes :
Philosophie, littérature et rapport au savoir à l'école primaire et en segpa. Les pratiques à visée philosophique au service de l'égalité des chances?
11h45 - 12h30: Jean-François NORDMANN, maître de conférences à l'IUFM de Versailles / Université de Cergy-Pontoise:
L'“égalité des chances”: face souriante du désir collectif d'inégalité?
14h15 - 15h00: Rémy DAVID, enseignant de philosophie à Montpellier
Difficile égalité des chances: l'enseignement de la philosophie entre aristocratisme républicain et démocratisation improbable.
15h00 - 15h45: Michel TOZZI, professeur émérite des universités à Montpellier 3 :
La discussion à visée démocratique et philosophique (DVDP) : une contribution significative à l'éducation d'une citoyenneté réflexive.
16h00 - 16h45: Nicolas PIQUE, maître de conférences à l'université de Grenoble I (IUFM):
La méritocratie est-elle démocratique?
-Chaque intervention sera suivie d'un échange avec les auditeurs.
-Le colloque se conclura par une table ronde avec les intervenant
(président de séance: Pascal Sévérac, vice-président du CIPh, maître de conférences à l'Université Paris-Est Créteil, IUFM).
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2011.11.20(日)
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韓国・日本留学生・合同フォーラム「世界を表象/想像する?」
Journée d’études 2011 « (se) Représenter le monde ? »
Maison du Japon, le grand salon
Cité universitaire internationale, 7C boulevard Jourdan, 75014, Paris
organisé par GCP (Groupe coréen de philosophie) / GJP (Group japonais de philosophie)
13h15-13h30 Mots d’ouverture
Hye-Young KYUNG (Univ. Paris VIII), Tomokazu BABA (Japan Society for Promotion of Science)
Exposés et débats
13h30-14h30 « Imaginatio : synonymes et homonymes chez Boèce »
Min-Jun HUH (Univ. Sorbonne Paris IV/Katholieke Univ. Leuven)
Répondant: Yudai SHIMIZU (Univ. Paris Est Créteil) Modérateur: Kôjirô FUJITA (Univ. Paris Est Créteil)
14h30-15h40 « L’opinion et la monadologie originale : un regard de Tarde sur la société démocratique »
Yu AKABA (Univ. de Tokyo/EHESS)
Répondant: Moon Kyo LEE (Univ. de Toulouse-Mirail) Modérateur:J-Sun LEE (Univ. Paris Ouest Nanterre)
15h40-16h40 « Image, monade et métaphysique chez Heidegger (cours de 1928-29) »
Tomokazu BABA (JSPS)
Répondant: Young-Ok PARK (Doctorat à l’Univ. de Bourgogne 2007)
Modérateur: Ji-Sun LEE (Univ. Paris Ouest Nanterre)
Conférence et table ronde
16h50-17h30 Alain BROSSAT (Professeur à l’université Paris VIII)
17h30-18h30 Table ronde
Président: Yuji NISHIYAMA (Professeur adjoint à l’université métropolitaine de Tokyo / Directeur de programme au Collège International de Philosophie)
19h00- POT (ouvert au public)
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2011年12月3日(土)
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ワークショップ「哲学と大学II」
13:00〜17:00 場所:一橋大学西キャンパス本館一階 特別応接室 キャンパス配置図(⑧の建物)
http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html
入場無料、事前登録不要
プラトンの学園アカデメイア以来、哲学は、それを支える〈制度〉という問題を抱えています。社会におけるさまざまな価値や規範が現われ、問われ、抗争する場が制度だとするならば、大学もまたそうした場であり、〈知を愛する〉(フィロソフィア)という営為が必然的にはらむ社会との関わりを集約的に示すのが、近代以降の大学だといえるでしょう。このワークショップでは、そうした制度という観点から、大学で営まれる研究・教育の機能を問い直していきます。
昨年に引き続きワークショップ「哲学と大学」を開催いたします。今年は、ドイツ近代哲学を専門とする科研メンバー二人による発表の他、ゲストとして、「ドイツにおける哲学教授法」について研究されている阿部ふく子さんをお迎えして、哲学教育について発表していただきます。
13:00〜13:10 あいさつ/趣旨説明:西山雄二(首都大学東京)
13:10〜14:10
大河内泰樹(一橋大学)「ポリツァイとコルポラツィオンの間で <大学>という制度をめぐる統治の問題」
コメンテーター:宮崎裕助(新潟大学)
14:20〜15:20
斉藤涉(大阪大学)「〈大学論〉は何を考えればよいのか――タルコット・パーソンズ『アメリカの大学』を手がかりに」
コメンテーター:藤田尚志(九州産業大学)
15:20〜15:50 Tea Break
15:50〜16:50
阿部ふく子(東北大学)「〈自ら考えること〉と〈教養形成〉をつなぐ哲学教育――ドイツにおける哲学教授法(Philosophiedidaktik)の展開から」
コメンテーター:西山雄二(首都大学東京)
主催:科学研究費補助金(基盤研究(B))「啓蒙期以降のドイツ・フランスから現代アメリカに至る、哲学・教育・大学の総合的研究」、一橋大学国内交流セミナー補助事業
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2011年12月7日(水)
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20.30-21.30
ニコ生×現代思想 「危機の大学」~御用学者と高学歴ワーキングプア~
島薗進(東京大学)、西山雄二(首都大学東京)、千葉雅也(東京大学)
http://live.nicovideo.jp/gate/lv72697153
青土社の『現代思想』誌がニコ生に初登場。震災が大学に与えた影響とは何か? 高学歴ワーキングプアを量産する大学の未来とは?
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2011年12月16日(金)
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「子どもとはじめる哲学」
19:00~ 場所:西武池袋本店別館9階 池袋コミュニティ・カレッジ 28番教室 (
http://www.7cn.co.jp/7cn/culture/cc/setsubi/index.html)
出演:森田伸子(教育学者、日本女子大学教授)、西山雄二(哲学者、首都大学東京准教授)
定員:40名 参加チケット:1,000円(税込)
チケット販売場所:西武池袋本店書籍館地下1階リブロリファレンスカウンター
お問い合わせ:リブロ池袋本店 03-5949-2910
どうして生まれてきたの? 自分ってなに?――子どもたちが発するたくさんの「なぜ?」に、大人はどう寄り添えばよいのでしょうか。『子どもと哲学を』の刊行を記念して、著者の森田伸子さんと、『哲学への権利』の著者で二児の父でもある哲学者・西山雄二さんをお迎えし、子どもとはじめる哲学の魅力について語り合っていただきます。身近な体験を交えた子どもの「なぜ?」からスタートし、希望や勇気を育む哲学の力、そして哲学を家庭や学校でどう学び教えることができるかまで。一緒に、子どものことばに耳をすませてみませんか?
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2011.12.23(祝・金)
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西山雄二×大谷能生トークイベント 百年「と」哲学-哲学への権利、音楽への権利-
19:00~21:00 場所:OLD/NEW SELECT BOOKSHOP 百年(吉祥寺)
http://www.100hyakunen.com/ Tel:0422-27-6885
1000円(予約時に当店でお二人の著書をお買い上げの方は100円引き)
50名 11月23日(祝・水)12:00~店頭・電話・メールにて予約受付開始
たくさんの情報や知識が飛び交うなかで、何を問うべきなのか、わたしたちがともに思考するゆるやかな連帯を持つことはできるのか、すこし立ち止まって考えてみたい。知識や情報のための学びではなく、問いを探し出し、問いを問いとして抱え続けるための学びである「哲学」に関わることが、その最初の一歩になるのではないだろうか。
『哲学への権利』(勁草書房)の著者・西山雄二さんをお招きして、「哲学」の役割についてお話をお伺いする。対談のお相手は、音楽・執筆活動など様々な領域を交差する大谷能生さん。『哲学への権利』のなかで、西山さんが提示した「哲学」の使命と希望は、大谷さんのこれまでの活動とどこかで通じているのではないだろうか。様々な活動や対話を通して浮かび上がってくる「哲学」のかたち。お二人の対話のなかから、いま「哲学」にどのように関わっていけるのか探ってみたい。
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