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2015年


いなぎICカレッジ──不安な時代を生きるための「実存主義」
会場:稲城市地域振興プラザ
<内容> 3.11の衝撃は日常生活がいとも簡単に崩れ去る不条理を突きつけた。不安の時代を生き抜くために、本講義では20世紀半ばに隆盛したフランスの実存主義を再考します。サルトル『実存主義は何か』、カミュ『ペスト』を扱いながら、不安、不条理、自由、責任といった問題について考えます。
第1回 1/18(日)サルトル『実存主義は何か』を読む−−実存と責任
第2回 2/1(日)カミュ『ペスト』を読む−−不条理と反抗
第3回 2/1(日)カミュ『ペスト』を読む−−不条理と反抗

「ジャック・デリダ──思考の勇気」映画上映(フランス語、字幕なし)+講演(日本語、通訳なし)
日時:2015年02月20日(金) 18:00-
場所: 日仏会館ホール(渋谷区恵比寿3丁目)
主催=日仏会館 協力=フランス著作権事務所
参加費: 無料  定員 120名 要事前登録: 日仏会館ウェブサイトのトップページの「イベント参加登録」からアカウントを作成し、事前申し込みをお願いいたします。インターネットを利用していない方はファックス(03-5424-1200)または電話(☎ 03-5424-1141)にて参加登録をお願いいたします。
http://www.mfjtokyo.or.jp/ja/events/details/552--.html



昨年2014年は哲学者ジャック・デリダの没後10年にあたり、世界各地でシンポジウムが開催され、関連書籍が数多く刊行された。フランスのテレビ局アルテではちょうど命日の10月8日に、映像作家ヴィルジニー・リナールとデリダの伝記著者ブノワ・ペータースによるドキュメンタリー映画「ジャック・デリダ──思考の勇気」が放映された。デリダのテクストと関係者の証言(ジャン=リュック・ナンシー、アヴィタル・ロネル、エティエンヌ・バリバール、サミュエル・ウェーバー、フィリップ・ソレルス、エリザベト・ルーディネスコなど)が交互に引用され、貴重な資料映像が用いられている本作を通じて、私たちは脱構築の思想家のさまざまな顔をうかがい知ることができる。

ドキュメンタリー映画「ジャックデリダ──思考の勇気」Jacques Derrida : Le courage de la pensée
製作=ヴィルジニー・リナール、ブノワ・ペータース(フランス、2014年、53分)フランス語、字幕なし

上映後の講演=藤本一勇(早稲田大学)、西山雄二(首都大学東京)日本語、フランス語通訳なし

Workshop ジャック・デリダ『獣と主権者I』を読む
2015年 2月22日(日)13.00-18.00
場所=東京大学(駒場) 18号館4階コラボレーションルーム1
入場無料、事前予約不要 主催=脱構築研究会



ジャック・デリダの死後、講義録(全43巻)が続々と刊行されており、日本語訳の第一弾『獣と主権者I』が没後10年目の2014年に出版された。『獣と主権者I』では、主権者と獣という両極的な法外者が主題化され、ラ・フォンテーヌ、マキャベリ、ホッブズ、ルソー、シュミット、ヴァレリー、ラカン、ドゥルーズ、ロレンス、ツェラン、アガンベンらのテクストが参照され、狼、子羊、狐、獅子、蛇、猿、イルカ、象などの多種多様な動物とともに、人間─動物政治論が縦横無尽に展開される。デリダ講義録の日本語訳刊行を記念して実施される今回のワークショップは、翻訳者による各回の解説、識者によるコメント、デリダ研究者による討論で構成される。未読者も既読者も『獣と主権者I』の魅力に触れることができる、入門的かつ応用的なワークショップである。

13.00 趣旨説明:西山雄二(首都大学東京)
13.10-14.00 ​第1-3回 解説=​西山雄二 コメント=守中高明(早稲田大学) ​司会:増田一夫(東京大学)
14.00-14.50 ​第4-5回 ​解説=佐藤朋子(東京大学)コメント=佐藤嘉幸(筑波大学)司会:宮﨑裕助(新潟大学)
14.50-15.10 休憩
15.10-16.00 ​第6-9回 ​解説=郷原佳以(関東学院大学)コメント=立花史(早稲田大学)司会:西山雄二
16.00-16.50 ​第10-13回 ​解説=亀井大輔(立命館大学)コメント=高桑和巳(慶應義塾大学)司会:藤本一勇(早稲田大学)
16.50-17.10 休憩
17.10-18.00 総合討論​:増田一夫、藤本一勇、宮崎裕助 司会:西山​雄二

国際哲学コレージュ・連続セミナー「『哲学への権利』をめぐって」
Yuji Nishiyama, L’Université comme architecture (ir)rationnelle de la philosophie
Lun 16 mars, Jeu 19 mars, Lun 23 mars, Jeu 26 mars 18h30-20h30
Centre Parisien d’Études Critiques (CPEC), 37 bis rue du Sentier, 75002 Paris
Séminaire organisé avec le soutien de l’Université métropolitaine de Tokyo et du Centre Parisien d’Études Critiques.
Organisé en collaboration avec l'Université métropolitaine de Tokyo et Lire-travailler Derrida (École Doctorale 540-ENS)
Intervenants:
​-Lundi 16 mars : Gisèle Berkman (ancienne directrice de programme au Collège international de Philosophie)
Textes: "Titres" et "Coups d’envoi » Commentaire: Kei Kiritani
-Jeudi 19 mars : Kazuisa Fujimoto (Université Waseda)​
Textes: "Mochlos"​  Commentaire: Pierre Delan
-Lundi 23 mars : Hisashi Fujita (Kyusyu Sangyo University)​
Textes: "Les popularités »  Commentaire: Héctor González Castaño
-Jeudi 26 mars : Yoshinori Tsuzaki (Université de Tsukuba)​
Textes: "S'il y a lieu de traduire »  Commentaire: Elise Lamy-Rested